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好きな作家




好きな作家を見つけるにはどうすればいいのか。



オススメなのが、街のうつわやさんに行って、なるべく個展ではなく常設の時に行ってみる。


常設というのはそのギャラリー店主の趣向がもろに出るので、ある意味偏った見方にもなるかもしれないが、何軒か回ってみるといいかもしれない。



そこで意識して見るのは器の色だ。


もっと通っぽく言うなら釉薬だ。




黒いものなら黒いもので統一して様々な作家の作品を見比べて見る。


そうすると、各々違いがはっきり見えるだろう。




少しごつごつした黒、シャイニーな黒、マットな黒、黒々した黒、グレーよりな浅い黒。




次に、実際に店主に一言いって手に取ってみる。


重いとか軽いは、自分の判断基準なので一般の印象とは異なる。


なによりも自分にとって重いのか、軽いのかを感じてみる。



そして一番重要なのが手に持ったときのフィット感だ。



それは何かというと、その器が自分にとって気持ちの良いと思えるものかどうか。



言葉でいくら知識的な接客を受けたとしても、自分とのフィーリングが合わなければあまりよくない。


感触というのは知識より大事だ。




この方法は、色、釉薬を統一して見るという前提だから作家の違いがはっきり分かる。



もっと細かく統一するならボディの土まで同じようなもので見てみてもいい。




そこまで見ていくと、感触から器のシェイプに目が行き、高台に行き、最後は口作りを見る。


ここまでみても、自分と相性がいいかどうか分かるのは60%ぐらいで、あとの40%は実際買って使ってみないと分からない。



ただかなりはっきり、作家の違いがわかる方法だと思う。


統一して、周りと比べて好きになった作家であれば、釉薬、土が変わってもそうはずれることはない。


だんだん、その作家がなにを作りたいのか、何を目指しているのか、何にインスパイヤされているのかが次第に分かってきたりもする。



そうなると楽しくなってくる。



作家と同じような気持ちで、自分もその世界観の周りを知ろうとするからである。


自分の好きな作家を見つけるということは、自分の好きな世界を広げる事に繋がるので、



このうつわ業界でたのしんでみたいと思う人達はまず上記の様なやり方ででも、もちろん自己流ででも、好きな作家をみつけてみてほしい。