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ノーマル



知人の自宅へ行ったとき


ご自身で作ったぬか漬けやおから、鯛のおつくりなどでもてなしてくれた。


こういう食事がとてもいい。


野菜を焼いただけとか、あえただけとか、


あとお酒と、〆のパスタ。



僕は料理できないけど、まわりの人たちはみんな料理好きだ。


そしてみんなシンプル。


色味から器使い、サイズのバランスなどはしっかり考えられている。



大体が6~7寸くらいの鉢に盛って、みんなで小皿で取り分ける。




普通なんだが、いざやろうと思うとなかなかこれが難しいのだ。




うつわ買い始めの人は、鉢は最初は6-7寸のもので揃えたらいいかもしれない。


底がフラットなのと、そうでないもの2種類あればいい、


あとは4-5寸くらいのシンプルな取り皿が5、6枚あって、


箸置きと箸と、グラス、ぐい呑、片口があればもう十分。


あれ、案外こんなので食卓で使う食器は足りるじゃないか。




なんでうちには何十枚も鉢があるのだろう。


なんで何百のぐい呑があるのだろう。



不思議だけど、けっこうそういう人多いんじゃないかな。


自分もまた然りなのだが、、、




食器棚を見てみると案外”普通”のものが少ないなと感じる時がある。


普通の黒、


普通の白、


普通の茶、



展示会など行くとどうしても主張のある、普通と異なるポイントに目がいく


ああ、普通でないから珍しいな


他に数もないからこれにしようかな




そういうものばかりが集まると、テーブルの上で喧嘩してくるのだ。



何回展示会に行っても見るポイントが同じなため、非普通なものに目がいってしまう。


数が少ないものに目がいってしまう。




たまには逆転して、数ある普通のものにトライしてみては如何だろう。


これかあ、どこにでもありそうだなあ、

いまわざわざ買わなくても、買えるよね、


と思うもの程、買った方がいい。



珍しいものが本当に自分にとって珍しいとは限らない。



普通なもので自分の好きなものを見つける方が今はよほど難しい。



将来は、なんてことない、普通の無地の7寸鉢に人が並ぶような店になれば最高だなと思う。





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